日本プラスト
製品を開発するまでの
ストーリー

自動車の安全と快適を守ることを使命に、日本プラストの開発担当者は日々業務と向かい合っています。ここでは3名の開発担当者に登場してもらい、現在と未来の開発に関する想いを語ってもらいました。

現在、どのような業務を担当していますか?

米山さん:私たちは3人とも、ステアリングホイールやエアバックの設計・開発に携わっています。

赤池さん:担当している車種はそれぞれ異なり、私はセダンや一般汎用車と呼ばれる分野の車種を主に手がけています。

井出さん:同じステアリング部品でも、車種によって求められる形状や機能が違いますので、それに応じた設計や開発を各部門で行なっています。

米山さん:私たちは、「人の命を守る」という大きな意義のある仕事をしています。そして、その理念はすべての部門で共有しています。普段の生活では気にすることもないような0.0ミリ単位の隙間でも「これが安全確保の大きな支障になる」と意識し、そこにこだわって業務に取り組んでいます。

この仕事の難しさ、魅力はどんなところですか?

赤池さん:CADを使って設計を行うのですが、それが形となったときには、定められた規定に当てはまっていると試験で認められなければなりません。万が一、計算ミス等で合格しなかった場合には、さまざまな角度から検証し、原因を突き止めていきます。それがなかなかうまく進まないときには、難しいと感じますね。

井出さん:そんなときには部署の垣根を超えて、みんなで話し合いながら問題の解決にあたることもあります。確かに設計は難しい業務ですが、それぞれがたくさんの経験を積みながら、そこから得たものを共有して課題をクリアしていくことに、この仕事のやりがいを感じます。

米山さん:仲間とアイデアを交換しながら課題と向き合うには、自分の考えを持つことが大切だと思います。部下を持つ立場となった今は、まずはそれぞれの考えを聞き出し、それを尊重することを心がけています。

井出さん:若い社員でも、それぞれの意見や希望を大切にしてくれる社風が、この会社にはあります。私は自分で希望を出し、会社に認めてもらって海外勤務も経験することができました。自分の考えをしっかり持ち、発信すること。これが仕事を魅力的にする秘訣だと思います。

みなさんが見据える“クルマ社会”と日本プラストの未来はどのようなものですか?

赤池さん:移動手段としての存在から、「移動しながら安全に、快適に過ごすための空間」へ自動車の価値観が変わっています。この大きな変化に合わせていくために、私たちはもっと自分たちの想像力を信じて、柔軟な頭で仕事をしていかなければと感じています。

井出さん:自動運転の流れが加速し、私たちが手がけているステアリングやエアバックも益々進化すると思います。「近い将来、ハンドルというものが車内からなくなる?」「そこに備え付けられているエアバックは?」自分たちでも想像がつきません。少なくとも私たちの仕事内容が大きく変化することは間違いないですね。

米山さん:自動車はもっと、ワクワクするような移動空間になるでしょう。そうなれば私たちが対処しなければいけない事業領域は広がりますが、私たちはそんなエンドユーザーの期待を裏切らないよう、会社全体で成長していかなければならないと思います。